甘酒味噌玉とオクラ、もずくのお味噌汁

☆☆【 7月のお味噌汁 ポイント 2016年 第9回・第10回)

梅雨の終わりから夏の始まりにかけて、湿度や気温の変化に身体が追いつかず、体内に熱がこもる、自律神経のバランスが崩れて腸の働きが悪くなる、といった症状が出やすくなります。腸の働きは、水分や栄養素の消化吸収、代謝に影響します。

 

☆お味噌汁の具材にはこんな効果が☆

 ◆おくら 身体の熱を冷ます、消化促進。疲労回復、腸内環境を整え免疫力アップ。

 ◆もずく 身体の熱を冷まし、腸を潤す。豊富に含むフコダインは抗酸化作用あり。免疫アップ。

 ◆豆腐 身体の熱を冷まし、津液を補う。紫外線や空調で乾いた肌を潤す。

 ◆甘酒 気や津液を補う=夏バテの原因となる、汗をかくことによる気・津液の消耗を補う。「飲む点滴」と言われる程、豊富な栄養成分。腸内環境改善。

 

【レシピ ポイント】

 ・身体の熱を適度に冷まし、腸の働きを助ける食材がポイント。

 ・風味の良い甘酒味噌玉は、野菜にディップしたり、ご飯のお供に、お味噌汁以外にも使えます。

 

◆◆【材料(4人分)】◆◆ 

 おくら  8本位 

 もずく  80g

 木綿豆腐 200g

 甘酒味噌玉 60g 

 水    600cc

 ~甘酒味噌玉~ 混ぜて3日間寝かせる

    甘酒   100g

    味噌   300g

    かつお節 10g(細いものが◎)

    煮干   10g

    昆布   5×10cm(細切り)粉山椒

 

◆◆ 作り方 】◆◆ 

1) 甘酒味噌玉を作る。材料を全て混ぜて寝かせる。三日間程寝かせると良いですが、一晩でも大丈夫です。 

2) おくらは塩みがきをして洗い、端から薄切り。木綿豆腐は小さめの角切りにする。

3) 鍋に分量の甘酒味噌玉、水を入れて火にかける。

4)加熱し温まってきたら、おくら、もずく、木綿豆腐を加える。沸騰間際に火を止め味を見る。薄いようであれば味噌玉を追加する。